Archive for 11月, 2017

新築一戸建ての耐震強度

住宅倒壊の恐れは、近年頻発している地震のたびに感じることも多くなりました。
一定の基準をクリアして建てられているとはいえ、大型地震が起こったり、ニュースでその様子を見聞きすると不安は募りますね。
生活の基盤となる一戸建て住宅の多くは、木造建築物です。

木造住宅は、地震の初期に起こる縦揺れよりもむしろ、横揺れのような水平力が加わったときに、建物全体をスライドさせ変形することで自然の力に耐えようとします。
揺れの大きさによって、変形やしなり具合も異なりますが、揺れがおおきくなると窓や壁が躯体の変形に耐えられず、割れたり接合部分が損傷したりします。
さらに、熊本や大分で起こったような大規模地震によっては、大きく建物が揺さぶられて、一定の角度以上の傾き変形をすると、重力に引っ張られて倒壊する可能性もあります。
建物は、上下の負荷に強い骨組みと、水平の負荷を壁や床で支えます。外からの水平な力に耐えうる強度を増して、地震にも有効とされている「耐力壁」を用いることで、木造建築物の耐久性はさらにアップします。

また、横揺れの被害を小さくする取り組みとしては、屋根を軽量化して揺れの力を増幅させないというのも有効です。
そして、激しい横揺れが襲った際に、腐食した柱に引き抜き力が生じて、基礎から離れてしまうことで倒壊の危機を引き起こすこともあります。
木造建物の一部に腐朽箇所があったときは、土台や基礎の交換を検討しましょう。